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お墓の知識

お墓の種類・建てる手順などの基礎知識をご紹介。

日本国内では、人が亡くなったらお墓を建てて納骨するのが一般的です。 本記事では、お墓がどのようなものなのかや墓石の種類、お墓を建てる際の流れなどの基本情報をご紹介します。 お墓に関する知識を深めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも「お墓」とは?
Trivia

墓石のことをお墓だと思っている方もいるかもしれません。 墓石は、そこにお墓があるという目印となるものです。 お墓は、ご遺骨やご遺体の収蔵場所全般のことを指しています。 遺体や遺骨が埋まっていれば、墓石がなくてもそこがお墓となるのです。 ちなみに、お墓への埋葬方法は国や宗教により異なります。 キリスト教やイスラム教などでは土葬のお墓が多いですが、日本ではご遺体を火葬して骨にしてからお墓へ埋葬するのが一般的な風習となっています。

お墓の種類
Trivia

お墓には、「家墓」、「両家墓」、「個人墓」、「共同墓」などといったようにいろいろな種類があります。 これらのお墓は埋葬される人によって呼び方が異なります。

  • 家墓(累代墓)
    家墓は、先祖代々のお墓として、その家で引き継がれていくお墓のことです。 累代墓とも呼ばれています。 墓石には、「〇〇家の墓」、「〇〇家先祖代々」などの文字が刻まれるのが一般的です。
  • 両家墓
    夫婦両家で共有するタイプのお墓です。 近年は、一人っ子、跡継ぎがいないといった事情からこのタイプのお墓を選ぶ人が増えてきました。
  • 個人墓
    個人墓は、故人様が一人だけで入るお墓のことです。 自分専用のお墓となることから、生前にデザイン性にこだわったお墓を建てておく人も少なくありません。
  • 共同墓
    共同墓は、同じ宗派や信仰を持つ同士、友達同士などいったように、家族以外の人たちと一緒に入るお墓のことです。 共同墓地とも呼ばれています。
墓石の種類
Trivia

墓石として用いられている石材は日本国産のほかに、中国やインドなどの海外産もあります。 海外産の石材は価格が安いのが魅力です。 日本産の墓石の産地は、福島県、茨城県、瀬戸内沿岸などが有名です。 国産だからといって耐久性に優れるとも限りませんので、墓石を選ぶ際には石材店とよく相談しておくと良いでしょう。

お墓を建てる手順
Trivia

お墓を建てる前に、まずは場所を決めておかなくてはなりません。 公営墓地、民営墓地、寺院墓地などが選択肢となることでしょう。 場所が決まったら、次は石材店へ連絡して墓石の石材を選ぶことやお墓のデザインを決めていきます。 工事期間については、2ヶ月~3ヶ月程度の期間を見込んでおくと良いでしょう。 工事が完了したら、お墓へ遺骨を納骨します。 その際には、僧侶に読経を頼んで「開眼供養」や「納骨式」などを行う場合もあります。

まとめ

ここまで、お墓の基礎知識についてお伝えしてきました。 お墓には、家墓、両家墓、個人墓などの種類があります。 誰が入るのか、お墓を引き継いでくれる人がいるのかどうかを考慮したうえで、最適なお墓を選ぶと良いでしょう。 墓石で用いる石材にもいろいろな種類があります。 お墓を建てる場合には数ヶ月の時間がかかる場合もありますので、石材店ともよく相談したうえでスケジュールを立てるようにしてください。

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