一般葬の費用相場は
どのくらい?
ご家族が亡くなられた際、一般葬にすべきか、それとも近年増えている家族葬をするか迷われる方も多いかもしれません。 誰とどのような雰囲気で最後のお別れをしたいのかという感情の問題のほか、費用面でいずれにするか迷われる方も多いと思います。 今回は、一般葬でどのような費用が必要になるか、相場とともに見ていきます。
ご家族が亡くなられた際、一般葬にすべきか、それとも近年増えている家族葬をするか迷われる方も多いかもしれません。 誰とどのような雰囲気で最後のお別れをしたいのかという感情の問題のほか、費用面でいずれにするか迷われる方も多いと思います。 今回は、一般葬でどのような費用が必要になるか、相場とともに見ていきます。
一般葬は、故人や遺族と関係のある方なら、誰でも参列することができる開かれた葬儀の形です。 日本では長く行われてきた葬儀スタイルで、新聞に訃報広告を出したり、町内会の掲示板に案内を出したり、職場などで通知を出して、葬儀の日時と会場などを知らせます。 案内を見た方が通夜や告別式に自由に参列し、焼香や献花を行うなどして故人を弔い、遺族へ弔意を手向けます。 香典を持参するのが一般的な慣習で、遺族は香典返しを用意して返礼をするといった形です。 また通夜の日は通夜ぶるまい、告別式の後は精進落としという会食の場も設けるのが一般的です。 故人や遺族と親交のあった多くの方にお別れをしてもらえる反面、遺族は参列者を迎えるための準備や当日に参列者への対応や配慮などを行う必要があります。 事前に参列者の数を予測して会場の手配やマイクロバス、会食、返礼品の手配をしたり、遠方から参列してくれた方に個別に御車代を出したり、宿泊場所の手配をするなどの手間や費用は必要となります。
一般葬の費用は、規模や祭壇のグレード、マイクロバスの手配の有無などによっても異なりますが、参列者への返礼品や会食の用意、司会者などの手配も必要なので、一般的に家族葬より費用は高くなります。 どのくらいの規模で行うかにもよりますが、相場は100万円以上となることが少なくありません。 ただし、一般の参列者から香典が入るため、費用の一部を賄うことが可能です。
一般葬を行う際には、葬儀費用のほか、寺院など司式者へお支払いするお布施等も念頭に置かなくてはなりません。 お布施等の相場は依頼する内容をはじめ、地域や依頼先によっても違いがあります。 また、告別式の後火葬場でお勤めや繰上げ法要を営む場合などにより異なりますが、10万円~30万円ほどが費用相場となります。 そのほか、戒名を授けてもらう場合、戒名のグレードなどにより、上記とは別に10万円~100万円以上かかることもあります。
一般葬では、親族以外の方も参列するので用意すべきものも多く、その分費用がかさむ為、相場は100万円以上になりますが、一方で香典をいただけるため、費用の一部をカバーすることが可能です。 また、ある程度の準備として、葬儀会社の会員制度への登録、葬儀費用の準備に対して特化型の保険制度への加入などのニーズも高まっています。